大学の子会社あるいは企業等に所属されている方の申請について
2023/10/19
2023年度前期認定URAの認定審査実施要項(2023年1月13日版)において,申請要件は,下の枠内に記されているように,我が国の大学等におけるURAの業務経験3年以上(過去5年以内)を求めています。その要件に記載の「大学等」には大学だけでなく,大学共同利用機関,高等専門学校や国・自治体の研究機関を含みます。
また,附則にあるように,企業,資金配分機関,外国の大学等(以下「企業等」)の業務経験であっても,その業務内容によっては,その経験年数(過去5年以内)の1/2をURAの業務経験の期間に算入できることになっています。したがって,現在の所属が企業等であっても,過去に日本の大学等でのURA業務経験が1年以上ある場合は,申請要件内の経験年数を満たす可能性があります。
しかし,大学の子会社であっても,直近の5年間,そこでの業務経験しかない場合は,経験年数の条件は満たされません。これが現在の状況です。一方,最近,大学において,産学連携機能等を機関外に設ける動きがあります。そのため,URAスキル認定機構においては,大学の子会社や大学から業務委託を受けた企業等(以下,「子会社等」)でのURA業務に該当する経験を「大学等」における経験と認めるかという議論を進めることとなりました。ただ,子会社にはいろいろなタイプがあり、委託業務の内容も多岐に渡りますので,議論を踏まえた結論がどのようになるかは予想できません。議論の結果については公表します。子会社等に所属され,認定URAの認定申請を検討している方は,ご注意願います。
2023.10.19掲載